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zoom RSS 13-148「ザ・ウォーター・ウォー」(スペイン・メキシコ・フランス)

<<   作成日時 : 2013/07/27 18:09   >>

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藁葺きの屋根の下から訴える 
 コロンブスの新大陸発見を映画化しようと、ボリビアのコチャバンバを訪れた映画監督のセバスチャンたちスペインの撮影クルーたち。
 ところが、現地では欧米企業の水道事業独占により、水道料金が200%値上りするなど住民が苦しんでおり、エキストラの先住民族ダニエルは撮影の途中で抗議行動を起こす始末。
 スタッフともども頭を抱えるセバスチャンだが、眼前で行われる活動は、彼らに変化をもたらし始める。(「allcinema」より)


 2000年初頭に、実際に起こった水戦争≠ニ言われる、ボリビアでの民衆と欧米企業との水道事業を巡る争いをモチーフに描かれた社会派サスペンス。

 「俺たちサボテン・アミーゴ」等のガエル・ガルシア・ベルナルが映画監督セバスチャン役で出演していたが、彼が主演というわけでもなかったようだ。

 どちらかと言うと、ルイス・トサルが演じた、プロデューサーのコスタの方が主演で、映画撮影を通して、水戦争≠フ攻防と、彼の現地民族への心情を描いた作品となっている。

 セバスチャンとコスタたち撮影クルーは、コロンブスの新大陸発見の映画化のために、セバスチャンの是非にという希望でボリビアにやって来る。

 そこで現地エキストラを募集して撮影を開始するが、折りしも欧米企業の水道事業独占によって水道代が値上がりし、住民たちは苦しみ、抗議活動が盛んになっていく。

 エキストラの一人、先住民族のダニエルは役柄にピッタリであったが、そのダニエルも抗議活動に参加しており、撮影に度々支障が出る。

 面白いのは、実際に起こっている水戦争≠ヘ欧米企業による先住民生活への圧迫であり、セバスチャンたちが撮影している映画の内容も、コロンブスが新大陸へとやって来て、やはり先住民を弾圧していく話であり、実際の出来事と映画の話がオーバーラップしていく。

 そんな撮影にエキストラとして参加しているダニエルは、撮影の中で語られる台詞などに影響を受けたような感じで、率先して抗議活動に参加し、時には怪我を負ったりする。

 撮影中に先住民を弾圧するようなシーンがあった時、ダニエルは映画ということを忘れて抗議行動を起こしてしまうんじゃないかと思ったぐらいだった。

 徐々に抗議活動が過激になっていく中で、撮影クルーたちも身の危険を感じていく。
 どうしても撮影したいセバスチャンとも対立していき、果たして映画撮影が無事終わるのか、という興味と、この水戦争≠フ結末、そしてダニエルの運命はどうなるのか、ということも興味深い展開。

 エキストラである先住民に対し、やはりどこか蔑んだ気持ちを持っていたコスタが、ダニエルとその家族に関わり、水戦争≠フ実態を知っていくうちにダニエルに対して気持ちが変化していく。

 映画と実際の出来事をシンクロさせる展開も面白く、クライマックスも緊迫させる展開で、結構ドキドキさせる作品だった。

 こういう作品を観ると、先進国と言われる国の人間たちの、ある種の横暴が垣間見えたりし、何とも居心地悪い気にさせられるな。

/5

監督:イシアル・ボジャイン
出演:ルイス・トサル、ガエル・ガルシア・ベルナル、エンマ・スアレル、フアン・カルロス・アドゥビリ
    カラ・エレハルデ、ラウール・アレバロ、カルロス・サントス、カサンドラ・シアンゲロッティ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷
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