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zoom RSS 13-027「悪人に平穏なし」(スペイン)

<<   作成日時 : 2013/04/17 01:30   >>

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何であんな奴が警官なの? 
 ある事件をきっかけに、すっかり落ちぶれてしまった中年刑事のサントス。
 そんなある日、マドリード市内の酒場で揉め事を起こし、酔った勢いで3人を射殺してしまう。
 とっさに証拠隠滅を図るサントスだったが、現場から逃げ出した目撃者の存在に気づき、その足取りを追い始める。
 やがてそれは、恐るべき計画を準備するテロ集団へと繋がっていくのだが。(「allcinema」より)

 ちょっと記憶にないのだが、2004年にスペイン、マドリード市内で同時多発的な大規模な爆発があり、191人もの人が死亡したという事件があったようで、その事件のテロ組織の計画を基にして描かれたのが本作。

 冒頭、酔った一人の男が、閉店となった酒場で3人を撃ち殺す。
 その男こそ刑事のサントスで、かつては敏腕刑事として鳴らしていた男であったが、ある事件をきっかけに最前線を外され、すっかりキャリアも自身も失っていた男であった。

 その酒場で、目撃者となり得る男が逃げ出し、証拠隠滅のため彼を捜し出そうとするサントス。
 また、酒場での殺人事件の捜査にあたることになる警察組織。

 サントスは、ただ自分の殺人の証拠を隠滅するために、逃亡した男を追うのだが、捜査陣はその殺人の被害者がテロ組織に関係していたことを掴み、大規模なテロが行われるのを防ぐために捜査を続ける。

 そんな中で、果たしてサントスが警察捜査陣から目を向けられてしまうのか、それともサントスは全ての証拠を消してしまうことができるのか、なかなか興味深い展開の話であった。

 雰囲気的には、フィルム・ノワールと似たようなものがあり、すっかりやさぐれてしまったサントスが孤独に戦いを挑んでいく感じが、ちょっとハードボイルドな雰囲気を醸し出していた。

 最初は刑事だとは思わなかったサントスが、何故に殺人まで犯してしまったのかは、計り知れないところはあったが、その悪事を何とか隠蔽しようとするところに、警察の捜査がいつ迫ってくるのだろうと思うところは緊迫感もあったな。

 とは言え、テロ組織絡みの犯罪ということで捜査を進めていく警察では、刑事であるサントスが関わっているなどということは思いも寄らない。
 捜査の途中で、時折その姿を見せるサントスに多少の疑惑を向けるが、果たしてどのような関わりがあるのか見当も付かない。

 一体どういう結末になるのか、読めない展開だった。

 クライマックスはサントスの闘いを描いているが、知ってか知らずか、テロ組織と闘うことになり、最終的には英雄となったのか。
 ちょっと皮肉のようなものも感じて、余韻の残るエンディングであった。

 昼間からでも、立ち寄る先の酒場でラム・コークを煽るサントスが印象深かった。

 サントスの生き様は共鳴するものでもなかったが、何とも味わい深いハードボイルド・サスペンスではあった。

/5

監督:エンリケ・ウルビス
出演:ホセ・コロナド、ロドルフォ・サンチョ、エレナ・ミケル
    フアンホ・アルテロ、ペドロ・マリ・サンチェス、ナディア・カサド
於:ヒューマントラストシネマ渋谷
悪人に平穏なし(DVD)
松竹
2013-07-06


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タイトル (本文) ブログ名/日時
『悪人に平穏なし』:第9回ラテンビート映画祭
これはなかなかに見応えあった。 ...続きを見る
だらだら無気力ブログ!
2013/04/21 02:33

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