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zoom RSS 12-222「残酷メルヘン 親指トムの冒険」(フランス)

<<   作成日時 : 2012/10/13 12:23   >>

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食べ物を怖がらせてはいけない 
 はるか昔の物語。
 親指トムと呼ばれた少年は5人兄弟の末っ子。食べるものにも窮する両親は、ついに子どもたちを森の奥に捨てることを決断する。
 森の中で迷ってしまったトムたち兄弟は、やがて大きな屋敷にたどり着く。ところがそこには、恐ろしい人喰い鬼と娘たちが暮らしていた。(「allcinema」より)

残酷メルヘン 親指トムの冒険 - goo 映画

 以前「禁断メルヘン 眠れる森の美女」という作品があったが、特にシリーズというわけでもなく、同じく童話を基にしているということから、邦題を似たようなものにしたのだろう。

 本作は童話「親指トム」を、話の中に織り込められた中世ヨーロッパの過酷な史実を踏まえて作られたダーク・ファンタジーである。

 「親指トム」の話の内容については、あまりよく憶えていなかったが、本作に描かれた内容は、シャルル・ペローの原作を基にしているらしいが、確かに話としては結構残酷な内容である。

 トムは、父、母、5人の兄弟で暮らす家族の末っ子であるが、貧困で一日の食事にも苦労している。

 冒頭から、その貧困さと飢えの状況が、森の奥深くの暗さと相俟って描かれ、更に脚を怪我した野うさぎを食べようとする状況が、過酷さと残酷さを強調している。

 野うさぎを食べようとする家族の状況が、その後鬼たちが、子供たちを食べようとする状況にシンクロさせているところは面白かった。

 トムが犬を飼っていて、子犬も二匹いるのだが、あまりの飢えに、もしかしたら食べてしまうのではないだろうか、という気持ちになってくるのだが、実際は・・・

 結局両親は、子供たちを育てられなくなり、最初は殺そうかと考えるが、森の奥深くに捨て去ることにする。

 そして、森の中で迷ったトムたち兄弟がたどり着くのが、人間を食う鬼が住んでいる屋敷であった。

 童話ではそれ程感じないことかもしれないが、現実的に描くと、確かに残酷な話であり、描写的にも残酷なところがあったな。

 鬼の住む屋敷に着いてからの件は、少々現実離れしてくる感はするが、子供たちを食べようとする鬼と、その娘たちの狂気さは、これまた怖いものが感じられたな。

 やや鬼自身が間の抜けた感じはしたが、果たして子供たちが助かることができるのか、誰かが食べられてしまうのか、興味深い展開ではあった。

 トムって機転の利く子供だったんだな。

 ラストはもう少し、画面的に中途半端な描写だった気がするが、原作を憶えていないこともあって、なかなか内容的にも面白いダーク・ファンタジーだった。

/5

監督:マリナ・ドゥ・ヴァン
出演:ドニ・ラヴァン、アドリアン・ドゥ・ヴァン、レイチェル・アルディティ、ヴァレリー・ダッシュウッド、イリアン・カラバー
於:ヒューマントラストシネマ渋谷画像

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