CINECHANが観た映画について

アクセスカウンタ

zoom RSS 12-197「KOTOKO」(日本)

<<   作成日時 : 2012/09/18 00:27   >>

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

体が生きろ! と叫ぶ 
 都会で幼い息子の大二郎と2人暮らしの琴子。彼女には世界が二重に見えていた。しかし、歌っているときだけはひとつに見える。
 そんな彼女にとって世の中は恐怖に満ちあふれ、息子を守ろうとする気持ちは過剰な強迫観念となって襲いかかってくる。
 やがて周囲に幼児虐待を疑われる事態となり、大二郎は琴子から引き離され、沖縄に暮らす姉のもとへ預けられる。
 そんなある日、彼女の歌に魅了された小説家・田中が近づいてくる。田中は彼女への一途な想いを貫き、琴子も田中と一緒にいることで次第に心の平静を取り戻していくのだったが。(「allcinema」より)

KOTOKO - goo 映画

 「HAZE ヘイズ」「鉄男 THE BULLET MAN」の塚本晋也監督が、主演にアーティストのCoccoを据えて撮り上げたヒューマン・ドラマ。

 もちろん塚本晋也監督自身も出演している。

 2011年のベネチア国際映画祭で、最高賞と、イタリアのWEBサイトの評論家が選ぶシルバーマウス大賞の、W受賞したことが予告でかなり宣伝されていた作品。

 Cocco演じる琴子は、幼い息子、大二郎と二人暮しであるが、息子を守りたいがために精神のバランスを崩しているようで、世界が二重に見えてしまう。

 それは、ある人物が話している時に、実際に話していることとは別に、本当はこんなことを話しているのではないか、心の裏では酷いことを言っているのではないかと感じ、それが聞こえてしまう。

 彼女の心の平静を保つのは歌を歌うこと。
 そして自らの体を傷つけ、生きていることを実感すること。

 しかし、幼児虐待を疑われ、息子と離れて暮らすことになり、更に琴子の精神は崩れていこうとするが、彼女の歌に惹かれた、塚本晋也演じる小説家、田中と出逢い、彼と一緒にいることで心の平静が徐々に訪れる。

 最初はストーカーのような感じの田中が、琴子に対しどのようなことをするのか、と緊張して観ていたが、実際は逆のような展開だったな。

 死のうとしているわけでもなく、リストカットによる痛みによって生きることを実感している琴子が、他人を痛めつけることによっても、自らの平静を保っている。

 結局自分でも他人でも、痛みによって生を感じているということだろうか。

 これまでの塚本作品と同じように、周囲の音が大音量で鳴らされており、車が走る音、階段を駆け下りる靴音、料理をしている炒め物の音などが、結構観ている方にも何か迫ってくるような、圧迫感のようなものを感じさせる。

 心のバランスが崩れている時の琴子の様子と、歌っている時の穏やかさのギャップが印象的。

 しかし、この話は何か悲惨な結末になるような感じがしてしょうがなかったな。

 一人の母親の、子供を守ろうという思いが強すぎて、心のバランスを崩していく姿を映し出している作品であるが、ちょっとストーリーとしては、琴子の精神世界を映すようなところも多く、個人的には入り込みづらい部分もあったかな。

 ラストに出てきた子供は本当に大二郎なのかな?

/5

監督:塚本晋也
出演:Cocco、塚本晋也
於:テアトル新宿
KOTOKO 【Blu-ray】(初回限定仕様)
キングレコード
2012-09-05


Amazonアソシエイト by KOTOKO 【Blu-ray】(初回限定仕様) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
12-197「KOTOKO」(日本) CINECHANが観た映画について/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる