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zoom RSS 11-95「孫文の義士団」(中国・香港)

<<   作成日時 : 2011/05/03 00:19   >>

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この1時間のために17年生きてきた 
 清朝末期の香港。そこに、腐敗した王朝の打倒を掲げて立ち上がった男、孫文が日本からやって来るとの極秘情報がもたらされる。目的は、中国各地の同士たちと武装蜂起へ向けた協議を行うため。
 孫文を亡き者にしたい西太后はこのチャンスを逃すまいと500人もの暗殺団を送り込む。
 そこで、孫文を守るための義士団が結成される。集められたのはスパイとして働く警官や車夫、ワケありの物乞いなど市井の民たち。
 彼らに課された使命は、孫文の影武者と共に囮となり、会談が終わるまでの1時間を500人の暗殺団相手に戦い抜くというものだった。(「allcinema」より)

孫文の義士団 - goo 映画

 今からちょうど100年前、中国では辛亥革命が起こり、古代よりの専制君主制が倒され、民主国家の礎が築かれた。
 その中心人物となったのが孫文。

 そこから遡ること5年の1906年、王朝打倒の意気が社会に挙がっている中、孫文が日本より香港にやって来るという情報が入り、西大后は、孫文暗殺の機会と捉え、暗殺団を送り込む。

 孫文を守るために集められたのは、ワケありの人物を含めたわずか数人のみ。

 未来を変えるために立ち上がった男女たちが、孫文を亡き者にしようとする暗殺団と壮絶な戦いを繰り広げる歴史アクション。

 これはかなり見応えのある作品だった。

 もちろんクライマックスとなる、孫文が香港に滞在するわずか1時間の間の、暗殺団と孫文を護ろうとする者たち、義士団との壮絶な戦闘シーンが一番見応えがあるものである。

 孫文を護る義士団の面々は、今や香港アクション界の担い手とも言える「イップ・マン 葉問」のドニー・イェンに、「エンプレス 運命の戦い」のレオン・ライ、そして「かちこみ! ドラゴン・タイガー・ゲート」のニコラス・ツェーなど。

 それぞれにドラマがあり、それぞれアクションでも見せ場があるのだが、ドニー・イェン演じるチャンヤンは、警官でありながら、金のためにスパイまでするギャンブル中毒という役柄で、ちょっと格好良さからは外れていた感じはするけれど、最後には本当に大事なこと、自らの誇りを思い出し、立ち上がる姿とアクションは良かったな。

 哀しき過去を持ち、今や物乞いに身を落としていた、レオン・ライ演じるリウ・ユーバイは、クライマックスの登場まで、ややもったいぶっていた感じがしたが、鉄扇を使ったアクションは華麗で、クルクル回る姿は、ちょっと「天使の涙」の殺し屋を思い出させたな。

 彼らの運命に関しては、史実を元にしているだけに、変えることは出来ないものだろうが、その運命にはやっぱり涙してしまう。

 史実とは言え、誇張はされているのだろうが、ドラマを盛り上げるところは上手かったな。
 涙を誘う演出も、過剰一歩手前というところで、うまく見せていたという印象。

 単にクライマックスの戦いのシーンだけでなく、そこに至るまでの、革命に賭ける男たちの熱い気持ちが伝わってくるし、何かしら理由を以ってして、孫文を護ることに手を貸すことにした男女の姿にも気持ちを昂ぶらされた。

 わずか100年前の話なのに、これほど国の未来を憂い、信念を持った人々がいたということに、ちょっと驚きと憧憬の念を抱いてしまうな。

 孫文の香港滞在1時間の間、暗殺団と決死の戦いを繰り広げる義士団たち。
 本当に1時間ぐらい映像もあったのではないだろうか、というぐらいだったのだが、その間緊張感が全く切れなかったな。

 単純にアクションだけでなく、孫文と、その思想のために命を賭するまでの男たち、女たちの信念にも胸を打たれる作品であった。

/5

監督:テディ・チャン
出演:ドニー・イェン、レオン・ライ、ニコラス・ツェー、ファン・ビンビン
    ワン・シュエチー、レオン・カーファイ、フー・ジュン、エリック・ツァン
    クリス・リー、サイモン・ヤム、ワン・ポーチエ、メンケ・バータル、チョウ・ユン、カン・リー
於:新宿シネマスクエアとうきゅう

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孫文の義士団
ドニー・イェン、レオン・ライ、ニコラス・ツェーはじめアジアを代表する 豪華スターの競演で贈るサスペンス・アクション。 辛亥革命前夜の香港を舞台に、王朝打倒を掲げる革命家“孫文”を守るため、 西太后が仕向ける500人の暗殺団に立ち向かう名もなき義士たちの活躍… ...続きを見る
だらだら無気力ブログ
2011/05/04 01:24
「孫文の義士団」 いわば中国の幕末もの
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2011/06/16 22:39

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