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zoom RSS 10-22「ザ・クレイジーズ」(アメリカ)

<<   作成日時 : 2010/01/28 01:02   >>

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狂気の増幅
 妻を殺害し、二人の子どももろとも我が家に火を放つ男。それが事件の始まりだった。消防士のデヴィッドは同僚のクランクと共に火災現場へ急行し、デヴィッドの恋人ジュディもまた勤務先の病院に向かう。そこには白装束の一団と軍人たちがいた。
 伝染病が発生したと知らされたジュディは、それが化学防護服に身を包んだ兵士たちであることを知る。身重のジュディを気遣った医師は一握りの注射を持たせジュディを逃がすが、その間にも病気に罹り理性を失ったと思われる人間たちの小競り合いが起きていた。
 デヴィッド、クランクと合流したジュディはボルマン父娘と共に、封鎖されようとしている街からの脱出を図るが、すでに軍隊は街中に進行し住民たちの鎮圧・隔離を行っている。
 はたしてこれは単なる伝染病なのか? 逃走を続けるデヴィッドたちの前では、明らかに“何か”によって狂っていく人々の血まみれの戦いが繰り広げられていた。(「goo映画」より)

ザ・クレイジーズ - goo 映画

 「ゾンビ」の生みの親であるマスター・オブ・ホラー<Wョージ・A・ロメロ監督が1973年に製作したパニック・ホラー。

 これまで日本での劇場公開はなかったらしいが、DVDの特別版が発売されたことを記念して、シアターN渋谷で限定公開されることとなった。

 アメリカでは2月にリメイク版が公開されるらしい。

 ある平和な田舎町にウイルスが蔓延している疑いが起こり、アメリカ陸軍が町を封鎖しようとしてやって来る。
 何も知らずにパニックを起こす人々。何も知らされずに住人たちを鎮圧しようとする兵士たち。そして何とか事態を収拾しようと躍起になる国の上層部に研究者。

 彼らの狂気が見事に描き出され、B級ながらもなかなか面白い作品であった。

 何も知らされずにいる住人たちが、徐々に狂気に走る様。そして住人たちを町の外へ出さないようにしようとする兵士たちの行う残虐行為。

 果たして彼らの狂気はウイルスのせいなのか、それともこの状況がもたらしたものなのか? だんだん判らなくなってくるところも面白い。

 作品が旧いということもあり、登場人物の台詞がキンキン聞こえて、それがまた彼らの混乱、狂気を表しているようで、功を奏していたな。

 軍の制圧から逃れ、町を出ようと逃亡する主人公のデヴィッドや、その恋人ジュディ、友人であるクランクたちの逃亡シーン。国の上層部たちの侃々諤々とした埒の明かない議論。現場を指揮するよう命令されたベッケム大佐たちの苛立ち。そして兵士たちと住人たちの衝突。

 これらを交互に映し出す展開で、ちょっと単調な感じもして、終盤は少々ダレ気味になってしまった感じもしたが、結末がまた何とも後味のよろしくない結末で、人間の愚かさを表しているようで、ある意味作品としては納得できる終わりであった。

 軍の上層部が、町を核爆弾で攻撃するような話もしていたが、パニック・ホラーとしては常套的な結末ではあるかもしれない。

 全身白ずくめの防護服で身を固めた軍人たちが、ある意味ゾンビ≠ノ近いような存在だったな。

 やや冗長的なきらいもあるが、まずまず楽しめた作品であった。

 本作上映前の予告で「ゾンビ(DAWN OF THE DEAD)」を3月にシアターN渋谷で上映することが決まったことを伝えていた。
 実は「ゾンビ」をまともに観たことがなかったので、この際ちゃんと劇場で鑑賞することにしよう。

/5

監督:ジョージ・A・ロメロ
出演:W・G・マクミラン、レイン・キャロル、ハロルド・ウェイン・ジョーンズ、リチャード・リバティー、リン・ローリイ
    リチャード・フランス、ロイド・ホーラー、ハリー・スピルマン、ウィル・ディズニー、ネッド・シュミッケ
於:シアターN渋谷
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