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zoom RSS 09-224「陰獣」(フランス)

<<   作成日時 : 2009/08/25 22:46   >>

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あいつは家の中にいる
 日本の推理小説家・大江春泥を敬愛するフランス人作家アレックスは、新作のプロモーションのために来日、この機会にぜひ大江と面会したいと願っていた。
 しかし大江は決して人前に姿を見せず、その所在を知る者は誰一人としていなかった。そんな中、京都を訪れたアレックスはフランス語が堪能な芸妓・玉緒と出会うのだったが。(「allcinema」より)

陰獣 - goo 映画

 江戸川乱歩の原作を「完全犯罪クラブ」「絶対X絶命」を監督したバーベット・シュローダーが監督し、「裏切りの闇で眠れ」「いのちの戦場 −アルジェリア1959−」のブノワ・マジメルが主演で映画化。
 日本を舞台にしたフランス映画である。

 江戸川乱歩の原作は未読。日本でも映画化されたことがあるようだが、こちらも未見。
 そういうわけで、内容に関しては知らずに鑑賞。

 冒頭、祇園の置屋を舞台にしたサスペンス的な話が展開していき、ここで主演となるブノワ・マジメルがどのように関係していくのか、と思っていたら、ちょっと思わぬ展開だったな。
 だが、この冒頭の話が、その後の展開にちょっと絡んできて、ストーリーの先を推測させるようなものとなっている。

 最新作のPRのため日本にやって来たフランスの推理小説家・アレックスは、京都で芸姑の玉緒と出逢う。その玉緒から、自分がかつてふった男に嫌がらせを受けているという話を聞き、彼女を助けようとするが、徐々に事件に巻き込まれていく。

 基本的には巻き込まれ型の使い古された話ではあるが、アレックスが研究しているという大江春泥という狂気の作家と、その大江が玉緒に迫っているという話。

 現実に起こっている事件であるが、どこか小説の世界とリンクしていて、虚実入り混じったような感覚に陥る。
 一応設定としては現代であるが、何となく雰囲気は昭和を感じさせるところがあったな。

 推理小説的な面白さもあったし、徐々に事件に深入りしていくアレックスにストップをかけたくなる気持ちも沸いてくる。
 思い込みで動いてしまうと、身を滅ぼしてしまうんだな。あるいは謎めいた女性によってか。

 ブノワ・マジメル以外は基本的に日本人が出演しているが、だいたいフランス語で話が進んでいく。
 一応ブノワ・マジメルも時々日本語は話すのだが、基本的には片言。それよりも最後のシーンでのアレックスの動きはちょっとやり過ぎのような気もしたな。

 ファム・ファタール的な役割ともいえるのが玉緒であるが、彼女を演じていたのはフランスに住んでいるというモデル・源利華。
 さすがにフランス語は堪能であるが、逆に日本語が微妙なところもある。

 一応宣伝ではこの源利華が、全裸でベッド・シーン、SMシーンに挑戦、と謳ってあったが、実際見えるのはわずかなシーンなので、それを期待すると、ちょっと外れかも。

 それにしても、この玉緒。人気芸姑であるが、やたらとエロスを振りまいていて、かなり大胆な行動も。何か日本の芸姑を誤解されそうな感じもするが、さすがにフランス映画だな、という印象。

 「屋根裏の散歩者」を思い出させるようなシーンもあり、原作どおりかは判らないが、推理小説的な面白さもあり、意外と最後まで興味深く観られた作品である。

 結末はある程度予測は着く方かな。

+/5

監督:バーベット・シュローダー
出演:ブノワ・マジメル、源利華、石橋凌、西村和彦、藤村志保、菅田俊
於:シアターN渋谷
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2009-12-18


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■『陰獣』■ ※ネタバレ有
2008年:フランス映画、江戸川乱歩原作、バーベット・シュローダー監督、ブノワ・マジメル、源利華、石橋凌、西村和彦、藤村志保、菅田俊共演。 ≪【駅ビルシネマ姉妹都市映画祭】プレミア上映にて観賞≫ ...続きを見る
〜青いそよ風が吹く街角〜
2009/10/18 17:31

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