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help RSS 09-43「レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで」(アメリカ)

<<   作成日時 : 2009/02/23 01:17   >>

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本当に必要なものを知る
 1950年代のコネチカット州。“レボリューショナリー・ロード”と名づけられた閑静な新興住宅街に暮らすフランクとエイプリルのウィーラー夫妻は、二人のかわいい子供にも恵まれた理想のカップル。しかし、その見た目とは裏腹に、彼らはそれぞれ描いていた輝かしい未来と現状のギャップに不満を募らせていた。
 元陸軍兵のフランクは事務機会社に勤めるもセールスマン人生の我が身を嘆き、かつて女優志願だったエイプリルも大成せずに至っている。
 するとフランクが30才の誕生日を迎えた夜、エイプリルが、家族一緒にパリで暮らしましょう、と持ちかけ、パリでは自分が秘書として働くからフランクは気ままに暮らせばいい、と言い出すのだった。はじめは妻の突然の提案に戸惑うも希望を膨らませ、ついには移住を決意するフランク。それは間もなく、周囲にも知るところとなるのだが。(「allcinema」より)

レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで - goo 映画

 レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットが「タイタニック」以来の共演で話題を呼んでいたらしい作品。二人ともゴールデン・グローブの主演賞でノミネートされ、ケイト・ウィンスレットは最優秀主演女優賞に選ばれた。残念ながらアカデミー賞ではノミネートされなかったのだが。

 もっと爽やかなラストを予想していた。端から見れば、理想の夫婦に見えるウィーラー夫妻。しかし、現実に不満を抱えている二人。現実に苦悩しながら、二人で未来を切り開き、明るいラストが待っているような作品だと思っていた。
 
 タイトルにあるレボリューショナリー・ロード≠燗人が歩んでいく道を表しているのかと思っていたら、単に二人が暮らしている住宅街の名前だったんだな。

 それにしても、観ていて息苦しくなるような話だった。話の展開もそうだが、これはレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットの演技にも影響されているのだろうな。二人の感情を顕わにした演技に引き込まれたのだろう。 

 現実の生活から脱却して、希望を持っていこうとする考えは共感できるのだが、そこにはやはり現実が影を落とす。それでも妻のエイプリルは新たな生活に固執し、夫のフランクは会社勤めからの開放感で作った報告書が認められ、会社でも重要な部署のオファーが来て、仕事を辞めることをためらう。
 徐々に崩れ始める夫婦の関係と信頼。一見幸せそうな家族も、一度崩れかけるとなかなか歯止めが利かないということだろうか。

 個人的に言えば、エイプリルの考えというのは非常に魅力的で、共感できるものである。ただ会社から認められたフランクの気持ちもわからないでもない。
 この話だけからすると、仕事だけに限って言えば、フランクに賛成するな。

 終盤の二人の言い争いは頂点までに達し、観ていてもいたたまれない気持ちになってくる。果たしてこの二人に幸せな帰着点はあるのだろうか、という気持ちになってくる。
 そして結局ラストも。

 正直スッキリするとか、爽やかな気分になる、とかいうものと無縁な作品だったな。
 時は1950年代の高度経済成長期。男たちの夢を眠らせた時代かもしれないな。

/5

監督:サム・メンデス
出演:レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット、キャスリン・ハーン、マイケル・シャノン、デヴィッド・ハーバー
    キャシー・ベイツ、ゾーイ・カザン、ディラン・ベイカー、ジェイ・O・サンダース、リチャード・イーストン
於:丸の内ピカデリー

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