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zoom RSS 347「K−20 怪人二十面相・伝」(日本)

<<   作成日時 : 2008/12/31 01:47   >>

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帝都を舞台とした大サーカス
 1949年、第2次世界大戦を回避した日本の都市、帝都。そこは、19世紀から続く華族制度により極端な貧富の格差が生まれ、ごく一部の特権階級が富を独占する社会となっていた。折しも巷では、そんな富裕層だけを狙い、鮮やかな手口で窃盗を繰り返す怪人二十面相、通称“K-20”が出現し世間を騒がせていた。
 ある日、サーカス団に所属する天才曲芸師・遠藤平吉は、見知らぬ紳士から羽柴財閥の令嬢・羽柴葉子と名探偵・明智小五郎の結納の儀を写真に撮ってほしいとの依頼を受ける。しかし、それは二十面相の罠だった。

K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝 - goo 映画

 言わずと知れた、怪人20面相と明智小五郎の話をアレンジして描いている作品。オリジナルではなく、原作があったんだ。

 怪人20面相と明智小五郎の対決を描くというよりも、怪人20面相の罠にはまってしまったサーカスの曲芸師・遠藤平吉を主人公にして、彼が濡れ衣を晴らすため奔走する姿を描いている。
 一応、舞台が第2次世界大戦を回避した日本の帝都ということで、架空の舞台としての設定になっている。そのため社会の状況もかなり貧富の差がある設定である。まあこの設定がどれだけ意味があったのかはよくわからなかったが、どちらかと言えば、かなりレトロな雰囲気をもたらしていることの一因になっているのかな。

 制作プロダクションが「ALWAYS 三丁目の夕日」と同じスタッフということで、帝都の風景は、近い雰囲気があるなと感じた。

 汚名をそそぐため、泥棒長屋に住む源治の手を借りて、泥棒修行に励み、技を磨いて、20面相と対決しようとする過程は面白かった。
 コミカルなテイストで進んでいく感じだが、結構ハードな部分もあり、20面相の疑いで逮捕された平吉が警察で受ける扱いや、20面相との戦いでやられるシーンなどはちょっと痛いシーンであった。
 怪人20面相が狙っているものもかなり脅威的なモノで、イメージからして、20面相らしからぬものを狙っているという感じでもあったかな。

 でも、テンポもよくて、アクションや笑い、そしてスピード感もあって、正しくエンターテインメント作品と言えるものではある。

 実は鑑賞前に、TVで稲垣吾郎が「結末はかなり驚いた」というようなことを言っているのを聞いてしまい、途中でその伏線となりそうなものを気にしてしまった。

 確かに真相は驚くべきものかもしれない。ある人の雰囲気を見ていると、なんとなく怪しい感じはしないでもなかったが。
 ただ、この真実って、映画としては面白いが、ミステリーとしては少々掟破りな気がしないでもないな。そこのところ引っかかりながらも、遠藤平吉が辿るラストなどはある意味スッキリした感じがする。

 本来の「怪人20面相」の話はかなり昔に読んだような気はするが、あまり憶えていない。基本的には別ものとして考えて観るのがいいのだろう。
 エンターテインメント活劇として楽しめる作品だと思う。

 金城武演じる遠藤平吉が鳩を大事にしていたが、同じく金城演じる「レッドクリフ」の孔明も鳩を飼っていたな、と繋がりもないであろうが、ちょっと面白かった。

/5

監督:佐藤嗣麻子
出演:金城武、松たか子、仲村トオル、國村隼、高島礼子、本郷奏多、今井悠貴、益岡徹、鹿賀丈史、齋藤歩
    木野花、要潤、串田和美、嶋田久作、小日向文世、大滝秀治、松重豊、飯田基祐、猫田直、藤本静
於:池袋HUMAX CINEMAS4
K-20 オリジナル・サウンドトラック
VAP =music=
2008-12-17
サントラ

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映画『K-20怪人二十面相・伝』(お薦め度★★★)
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erabu
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「K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝」映画感想
年末見逃した作品を映画の日で鑑賞(その2)は「K-20 怪人二十面相・伝」です。指輪友の鳥エルフさんから熱烈にお薦め頂き ...続きを見る
Wilderlandwandar
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K-20 怪人二十面相・伝
冬休み中、109シネマズ富谷で2本目に観たのが、「K-20 怪人二十面相・伝」。 ...続きを見る
欧風
2009/01/12 09:19
『 K-20怪人二十面相・伝』
□作品オフィシャルサイト 「K-20怪人二十面相・伝」□監督・脚本 佐藤嗣麻子 □原作 北村 想(「怪人二十面相・伝」小学館刊)□キャスト 金城 武、松たか子、仲村トオル、國村 隼、高島礼子、本郷奏多、今井悠貴、益岡 徹、鹿賀丈史■鑑賞日 12月21日(日)■劇場 チネチッタ■cyazの満足度 ★★★★(5★満点、☆は0.5)<感想> いやいや期待していなかったこともあるけど、肩の力を抜いて楽しめる、なんだかあちこちのアクション映画をパクッて来て、それでいてなんか懐かしいアクション且つサスペンス... ...続きを見る
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K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝/金城武、松たか子
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カノンな日々
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K−20怪人二十面相・伝
12月31日(水) 18:25〜 TOHOシネマズ川崎7 料金:0円(シネマイレージ ポイント使用) パンフレット:未確認 『K−20怪人二十面相・伝』公式サイト 設定、美術、キャラクターと魅力的な部分も多いのだが、一つのカットがいたずらに長いので、物語にテンポが生まれず凡庸な作品になってしまった。 後30分縮めればもっと面白くなっただろうに。 金城は、相変わらず日本語が下手だ。 「ミッション・インポッシブル」のようなやり口も如何なものかと思う。 お勧め度:☆☆ 明智度:☆☆ 俺度:... ...続きを見る
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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
どうも今晩は
TB投げっぱなしでスミマセン、鑑賞数は凄いですね
今までの邦画に無かったエンタメに徹した作りが良かったです
どこかで見たような場面も可笑しかったです
はと&金城は内心爆笑物でした
格差社会は昨今の状況に通じる物がありましたし
中々楽しめました
くまんちゅう
URL
2009/01/05 00:50
くまんちゅうさん、コメントありがとうございます。
いやいや、こちらこそTBばかりで申し訳ないです。
いつもありがとうございます。

本作は結構エンタメに徹していた感じですね。
鳩と金城武は狙ったもの?
なかなか面白い設定でした。
CINECHAN
2009/01/06 01:17
CINECHANさん、おはようございます。
CINECHANあれ、これまだやってるの?なんて思ったら、年始にご覧になってますし‥
アハ。アノ話をしに来て下さったんですね。
私はすっかり日にちを忘れていました!
ああ、悔しいなあ。‥

ところで、この作品ですが。
おっしゃる通り、そこそこ面白かったし楽しめたんですけど、確かに二十面相的には、ソレはどうかなって感じはどこか残っちゃいましたよね。
そこで冒頭の“この世界とは違う過去”ってことが免罪符になってるんですけど‥
とらねこ
2009/02/23 08:27
とらねこさん、コメントありがとうございます。
そうそう、ちょうど江戸川乱歩に絡んで、あれがあったんですよね。
とらねこさんは観ているかな、と思ったんですが。

この作品、エンターテインメントとしては充分面白い作品でしたね。
まあちょっと首を捻るところもありますが、
言われるとおり、ちょっと違う世界ということで。
CINECHAN
2009/02/25 01:06

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