CINECHANの映画感想

アクセスカウンタ

help リーダーに追加 RSS 東京のちょっと変わった話

<<   作成日時 : 2008/08/21 00:05   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 15 / コメント 2

216「TOKYO!」(フランス・日本・韓国・ドイツ)
 マンホールの中から突然現れては街中で奇行を繰り返し、道行く人々に危害を加える神出鬼没の謎の男。メディアでも大きく取り上げられて、いつしか下水道の怪人≠ニ呼ばれるようになり、東京の人々を恐怖に陥れるようになっていた。やがて彼の名はメルドということが判明するが。(「メルド」)
 10年間引きこもりの生活を送る一人の男。食事は宅配を頼むが配達人とは目を合せようとはしなかった。土曜日には必ずピザを頼むが、その土曜日、ピザを配達に来たのは美しい少女だった。思いがけず、少女と目を合わせてしまう男。その瞬間突然大地が大きく揺れ、少女は気絶してしまう。(「シェイキング東京」)

TOKYO! - goo 映画

 ミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックス、ポン・ジュノという3人の監督が東京を舞台としたストーリーを紡ぐオムニバス作品。
 それぞれの作品には一癖も二癖もあるので、なかなかとっつきにくいところがある。
 「エターナル・サンシャイン」「恋愛睡眠のすすめ」で独特の世界を描いていたミシェル・ゴンドリーの「インテリア・デザイン」はやっぱり後半からは何とも不条理で少々キュートな世界に入り込んでいく。
 「何のために生きているのか?」と自問する女性が得る答えというのが、これ。

 実はレオス・カラックス監督の作品は観たことがない。そういうわけで、どういう作風なのかは判らなかったのが、苦手なフランス映画の監督ということで心配はしていたが、そういう雰囲気ではなかったかな。でもよく判らないのは変わらずか。下水道の怪人≠ニ言われる男の名は糞≠ニいう意味のメルド=B人種差別主義者で旧日本軍の武器が残された地下に住み、好物は菊の花≠ニ紙幣=Bこれは何かしら意味があるのかもしれないが、何となく日本の嫌な部分を示されているようで、あまり気分はよくなかったな。

 「殺人の追憶」「グエムル 漢江(ハンガン)の怪物」などポン・ジュノ監督の作品はいくつか観ているが、作風よりも題材にされた引きこもり≠ニいうのが印象的。韓国語でもひきこもり≠ニいうらしく、「アパートメント」という映画でも日本が発祥のことがらなどと紹介されていたような気がする。
 ただ、作品としてはロマンティック・ファンタジーっぽくて、一番惹きつけられやすい作品ではあったかな。やっぱり蒼井優がちょっと気だるげな少女を印象的に演じている。

 TOKYOという街を舞台にした一風変わった作品を揃えた作品。これは全てが一般受けするような作品ではないだろうな。

/5

「インテリア・デザイン」
監督:ミシェル・ゴンドリー
出演:藤谷文子、加瀬亮、伊藤歩、大森南朋、妻夫木聡、でんでん

「メルド」
監督:レオス・カラックス
出演:ドゥニ・ラヴァン、ジャン=フランソワ・バルメール、石橋蓮司、北見敏之、嶋田久作

「シェイキング東京」
監督:ポン・ジュノ
出演:香川照之、蒼井優、竹中直人、荒川良々、山本浩司、松重豊

於:シネ・リーブル池袋

設定テーマ

関連テーマ 一覧

月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(15件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
TOKYO!/加瀬亮、ドニ・ラヴァン、香川照之
『恋愛睡眠のすすめ』のミシェル・ゴンドリー、『ポーラX』のレオス・カラックス、『殺人の追憶』のポン・ジュノの3人の監督がTOKYOを舞台にTOKYOを描くオムニバス映画です。出演者には今の日本映画を牽引するような俳優たちが名を連ねる意外と豪華な顔ぶれデス。 ...続きを見る
カノンな日々
2008/08/23 21:57
TOKYO!
ソウル、NY、パリという大都市で活躍する個性的な3人の監督たちが、 「東京」を舞台に独特な視点で描いた1作をまとめた本作。 ...続きを見る
我想一個人映画美的女人blog
2008/08/23 22:02
TOKYO!
【映画的カリスマ指数】★★★☆☆ めくるめく大都会、3つのTOKYO!  ...続きを見る
カリスマ映画論
2008/08/26 19:50
TOKYO!
土曜のレイトショーで、「TOKYO!」観てきました。 世界の巨匠達が見た”世界で最もクールな都市”東京の真実―東京を舞台にしたオムニバス三本。 私はというと―ビルの隙間で、幽霊たちと暮らしています。 刺激的な街であるがゆえに、 自分がちっぽけに感じてしまう.. ...続きを見る
へでいくっ!
2008/09/02 20:35
*TOKYO!*
東京を舞台にしたオムニバス3本です。 ...続きを見る
Cartouche
2008/09/03 10:05
TOKYO!(映画館)
この街は進化し続ける運命にある―――。 ...続きを見る
ひるめし。
2008/09/06 13:45
映画「TOKYO!」を観ました。2008年95本目
TOKYO!シェイキングTOKYO!より1シーン。こちらをどうぞ! ジャンル : ドラマ 製作年 : 2008年 製作国 : フランス=日本=韓国=ドイツ 配給 : ビターズ・エンド 上映時間 : 110分 ...続きを見る
Aspiring Bobby-dazz...
2008/09/09 23:19
『TOKYO!』@角川シネマ新宿
駆け出しの映画監督アキラと共に上京してきたヒロコ。部屋探し、就職…、物事が上手くいかない中で、ヒロコは自分の居場所が次第になくなっていくのを感じる。(「インテリア・デザイン」)東京の下水道から出没する謎の怪人「メルド」。人々が恐れる中、ついに大きな事件が ...続きを見る
映画な日々。読書な日々。
2008/09/10 00:52
TOKYO!
 『この街は進化し続ける運命にある──。』  コチラの「TOKYO!」は、驚異的なオリジナリティで世界の映画界をクリエイトするトップクリエイターが、ポップカルチャー溢れる世界でも最もクールな都市”東京”の今を鮮明に描いた8/16公開の豪華な競作オムニバス映画なの.... ...続きを見る
☆彡映画鑑賞日記☆彡
2008/09/11 20:20
TOKYO!
原題:TOKYO 製作年度:2008年 製作国:フランス/日本/韓国 上映時間:110分 ...続きを見る
スワロが映画を見た
2008/09/12 07:46
『TOKYO!』「フライング☆ラビッツ」レビュー 変わり目
『TOKYO!』「インテリア・デザイン」「メルド」「シェイキング東京」「フライング☆ラビッツ」 ...続きを見る
長江将史〜てれすどん2号 まだ見ぬ未来へ
2008/09/12 22:15
『TOKYO!』
<インテリア・デザイン>(ミシェル・ゴンドリー監督) ヒロコ(藤谷文子)は、全く売れそうにない前衛映画を撮っているアキラ(加瀬亮)と共に上京する。 友人の部屋に居候しながら部屋や職を探すが、全く上手くいかない。 悶々と過ごすヒロコの体にある異変が・・・ <メ.. ...続きを見る
カエルノセカイ
2008/09/17 00:02
【2008-210】TOKYO!
人気ブログランキングの順位は? ...続きを見る
ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!...
2008/09/22 02:41
TOKYO!
 TOKYO! 9月16日、MOVX京都で鑑賞。この日は私の○○歳の誕生日でした。何とあのミッキー・ロークも同じ日なのです。そういえば、第65回ヴェネチア国際映画祭で、ミッキー・ローク主演の「ザ・レスラー」が金獅子賞をゲットした。  これがその「ザ・レスラー」の映像です ちょっと本題からそれてしまいましたが・・・・。そのミッキーと同じ日とは光栄なことです。でもちょいと気持ち悪いなあ、この身体 さてこの日観た「TOKYO!」のお話、観た方のお話によると、結構不評でした。ブロガーさんもそのよ... ...続きを見る
銅版画制作の日々
2008/09/24 10:31
【TOKYO!】
三人の監督が東京を舞台に描くオムニバスストーリー ...続きを見る
日々のつぶやき
2008/09/24 17:03

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちわ。

本当にクセモノぞろいのオムニバスでしたね。私はどれもこれも好きな作品ばかりだったけれど(ぴあの出口調査で100点!って答えたし 笑)、たしかに一般受けは難しそう。

カラックスはきっとアンチジャパニーズでしょうね(苦)。主役を日本人にしなかったのは彼の作品だけだし、日本の紙幣と、日本を代表する花・菊を食らう怪人だなんて、日本へのあてつけとしか考えられないもん(苦笑)。好きな監督なんだけどなあー。フランス映画として製作するならカラックスはいい仕事するですけどね。
睦月
2008/08/21 16:20
睦月さん、コメントありがとうございます。
何となく半分予想はしていたけど、なかなか一癖、二癖ある作品でしたね。
ぴあの出口調査で100点!? もしかしたら次のぴあに載る?

カラックスの作品は、苦手ないかにもフランス映画っぽいので観たことなかったんですが、この作品自体は入りやすい作品ではありました。
ただ言われるとおり、ちょっと日本嫌いなのかもしれませんね。
よくこの作品受けましたね。というかやってやろう! と思ったのかな。
CINECHAN
2008/08/23 16:33

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文