CINECHANが観た映画について

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zoom RSS 188「美しすぎる母」(スペイン・フランス・アメリカ)

<<   作成日時 : 2008/07/27 02:37   >>

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これは愛が引き起こした事件
 貧しい家庭に育ったバーバラは、美しい容姿と社交的な性格を武器に大富豪ブルックス・ベークランドの妻の座を射止める。憧れの上流階級での華やかな生活を謳歌し、上流階級の一員として認められたい彼女は社交に熱中する。そんな中、待望の息子アントニーが産まれ、健やかに成長していく。しかし、その傍らで、ブルックスの心は次第に冷えていくのだった。
 アントニーが魅力的な青年となった頃、ブルックスは年若い恋人の元へと去り、アントニーも上流志向の母親に嫌悪感を抱き始めていた。ベークランド家はこうして崩壊の道を歩みだすのだった。

美しすぎる母 - goo 映画

 1972年にロンドンで起こった、バーバラ・ベークランドが実の息子に殺害された事件。その事件を著した原作を元に作り上げられたのが本作である。
 実の息子に殺されるという当時ではかなりショッキングであったろう事件。それを映画化しているということで、ちょっとサスペンス性を期待しての鑑賞。逆に苦手なフランス映画風≠フ作品だという雰囲気もあったので、不安も半分だったが。

 不安的中。基本的にはバーバラ・ベークランド、その息子アントニーの姿を長年に亘り描いたもので、家族の崩壊、倒錯的な姿を徐々に徐々に描き出している。
 どこか精神不安定な感のあるバーバラと、その母親と共に過ごしてきたアントニー。日常的な生活を続けているように見えて、実は二人の間では不安的な要素が大きくなってきているという様子。
 
 事件に関しては冒頭でそれらしいナレーションが入るが、基本的にストーリーは時系列で描かれている。ニューヨークで産まれたばかりのアントニー。やがてパリ、カダケス、マジョルカ島、ロンドンへと彼らの生活の舞台は変わっていく。
 危うい母と息子の関係を描いているのだろうが、正直わかりづらい感じがしたかな。だから、事件は唐突だったようにも感じる。
 上流階級に憧れながら、どこか嫌悪しているバーバラ。精神不安定さに加え、夫のブルックスも家を出て、アントニーを息子であり、夫であるように見ていたのであろうか?

 何ともこの作品が苦手だと意識されるのは、息子のアントニーがゲイ(実際はバイか?)だということや、禁断の母と息子の関係などが描かれるのだが、それがいかにもヨーロッパ映画らしい生々しさで描かれているところである。
 
 あまり内面を読み取るということも苦手なので、淡々と物語が進んでいくような印象を受ける作品である。

/5
 
監督:トム・ケイリン
出演:ジュリアン・ムーア、スティーヴン・ディレイン、エディ・レッドメイン、エレナ・アナヤ
    ウナックス・ウガルデ、ベレン・ルエダ、ヒュー・ダンシー
於:渋谷ル・シネマ
美しすぎる母 [DVD]
角川エンタテインメント
2008-10-24

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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちわ。
ナナちゃんの方にコメントいただきありがとうございました。
こちらに失礼いたします。

CINECHANさん、フランス映画苦手じゃなかったっけ(苦笑)?
なのに、コレ観たの?・・・・ウハハハハ。

私も見事な2つ★でした。ってか、超退屈でつまらん映画だった。スキャンダラスに描くことばかりにウェイトを置いていて、ゲイだのバイだの近親相姦だのってネタが母親殺しの動機に全く結びついてないんですよねー。

コレ、監督の自己満足だけで作られた映画って感じがします。こういう映画は好きじゃないな・・・。
睦月
2008/07/30 13:43
睦月さん、コメントありがとうございます。
う〜ん、フランス映画も「屋敷女」とか、とっても面白い作品もあるんですけどね。この作品のようなフランス映画もダメでしたね。
事件モノだから、サスペンス性もあるのかと思いましたが、
全くそんなものなかったですね。
確かにラストもいきなりというイメージはありました。
CINECHAN
2008/07/31 23:27
実際の出来事みたいですが あらすじを読んでて 
”このふたりはまさに破滅する運命だった”それが 率直な感想です。

 息子が母を殺したって なってますが
このゆがんだ関係では 息子が母を殺してなかったとしても 別の形で悲劇を迎えてたのでは。

 この状況では 逆に母バーバラが息子アンソニーを殺害してた可能性だって おおいにありえます。 そうとう精神的な不満や不安が鬱積してたバーバラ・・・
腹を痛めて生んだ息子だからこそ・・・ってコトにも
zebra
2014/01/14 00:38
zebraさん、コメントありがとうございます。

いずれにしても、家庭は崩壊し、
更に招かれた悲劇を描いてますが、
おっしゃるとおり、逆のパターンも
あったかもしれませんね。
内容的にはやや苦手な部類の作品でした。
CINECHAN
2014/01/15 01:03
ふたたびコメントします。ふたりの一家である、ベークランド一族に ついてです。
あらかじめ ことわっておきますが 気分が重くなるコメントですので ご容赦ください。
ベークランド一族は もともと レオベークランドという プラスチック発明家が 工業化に成功して "ベークライト"というプラスチックを世に送りました。

 アクセサリー、小物アンティーク素材などに 製品化され 財を築きましたが ベークライト自体 命とりな欠点が ありました・・・ 製造過程において化学反応によって 爆発事故が起きやすかったそうです。

 60年代、70年代には 爆発事故の起きない安全な改良プラスチックが開発されましたので ベークライトは姿を消していきました。

 それは奇しくも バーバラ事件が起きた 70年代と同じ時期。 一気に ベークランドの評判は悪化したことでしょうね。
 なんだか日本の源平時代末期の 源氏軍に攻め込まれた平家の滅亡。 "おごれる者 ひさしからず"や・・・・
 頼朝の謀略で滅亡した 義経や奥州藤原一族。
”夏草や兵どもが夢のあと・・” 等・・・
名門一家ベークランド一族も 平家、義経、奥州藤原一族と同じです。 
zebra
2014/01/15 23:34

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