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help リーダーに追加 RSS 四角い顔のスーパースター

<<   作成日時 : 2008/06/21 12:36   >>

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158「アルティメット・エージェント」(タイ)
 諜報員のカムラオは、任務遂行中に街を破壊するかのようなことをしでかし、上司から大目玉を喰らってしまう。諜報員の仕事は内緒の妻キアウからは、仕事が長続きしないダメ亭主と言われている。
 そんなカムラオだが、新たな任務が下る。世界的な武器商人が大手音楽プロダクションに身を潜めているという情報を入手した諜報機関は、カムラオを潜入させることにする。カモフラージュを兼ねて歌手オーディションを受けたカムラオは、マイー・ラオとして歌手デビューすることに成功する。しかもデビュー曲が大ヒットし、一躍スーパースターになってしまう。

 「タイ式 シネマ☆パラダイス」で上映されている一作。四角い顔のエージェントが大活躍するアクション・コメディ。あまり触れられていないが、ひっそりと限定レイト・ショー公開された「ダブルマックス」の続編のようである。
 「ダブルマックス」ではかなり笑わせてもらった印象があるので、その続編となれば、これまた大笑いできる作品ではないかと期待。

 タイでは国民的人気コメディアンであるらしいペットターイ・ウォンカムラオ。トニー・ジャー主演の「マッハ!」や「トム・ヤム・クン!」にも出演していた。

 一見機敏そうに見えない男が何とかアクションをこなし、とぼけた四角い顔の風貌で任務を遂行していく。笑いのシーンを満載しているが、前作の方が笑いのインパクトはあったかな。痛いギャグも多くて、微妙に笑えない部分もあったりして。
 ただ、少々メタボな体型で、台詞も少なめで、四角い顔の表情の変化で感情を表すところはユーモアたっぷりである。

 ストーリーとしては、諜報活動のために潜入した音楽会社で歌手デビューしてしまい、しかも曲が大ヒットし、スーパースターになってしまう。せっかく諜報員とスーパースターという反するような立場となってしまったものを、もっと笑いに活かしてくれれば良かったのに。刑事が女子高生になるというような「恋の潜伏捜査」のように。

 タイの芸能事情に通じていれば、もっと楽しめるのかもしれない。エンド・ロールでも怒りで喋り捲っていたキャストがいたが、彼もどうも人気コメディアンの一人のようである。
 前作に続いてトニー・ジャーもちらっと特別出演。「ダブルマックス」では「マッハ!」に関する台詞を口にしていたが、本作では
 「僕の像を返せ!」
 「トム・ヤム・クン!」である。

 前作ほどのインパクトはなかったが、主演のカムラオのキャラで笑わせてくれる作品である。結構アクション・シーンにおける爆破などは本格的でもある。

 ラストになって明かされること。この作品は「ダブルマックス」の前日譚だったんだ。

/5

監督:ペットターイ・ウォンカムラオ
出演:ペットターイ・ウォンカムラオ、ノンヌット・ソンブーン、ジャクリン・アピタナーノン  
    スチン・クアンサグアン、スラチャイ・ソムバットジャルーン、ジャネット・キアオ
於:シネマート六本木

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