CINECHANの映画感想

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<<   作成日時 : 2008/06/18 00:44   >>

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152「光州5・18」(韓国)
 1980年、光州市。新緑がまぶしい5月。タクシー運転手の青年・ミヌは早くに両親を亡くし、たった一人の弟・ジヌと暮らしていた。父親代わりであるミヌは弟に格別の愛情を寄せてもいた。そしてミヌは看護師であるシネに密かな想いを寄せていた。そのシネは母親を亡くし、父親のフンスと二人暮しだった。
 告白することもできずにいたミヌだったが、ある日ジヌを交えた3人で映画を観るチャンスをものにする。しかし、シネとの楽しい一時を満喫していた時、映画館の外では学生のデモ隊と戒厳軍の衝突が始まっていた。
 やがてこの騒乱は3人を巻き込み、ジヌが軍の銃弾に倒れてしまう。

 1980年5月18日に始まった、25,000名ほどの韓国軍と民主化を求める市民たちの間で起こった武力衝突。この実際にあったという光州事件≠フ悲劇を描いた作品。
 光州事件≠ニいうのは正直聞いたことがなかった。わずか30年足らず前の出来事である。当時の韓国内では情報操作により正確に事件が伝えられず、外国メディアによって公にさらされた事件らしい。
 
 この事件を見ていて、軍隊のある、そして兵役義務のある国だからこそ、起こった事件だなと感じた。軍が共産主義勢力抑圧のため、各地に兵を派遣したようだが、それに反対する市民もまた軍経験者などもおり、武器を手にし、武力衝突にまで発展している。軍隊がなければ、兵役経験者がいなければ、この事件もここまで悲惨な状況にならなかったのでは、という気がしてくる。

 ミヌたち3人を中心に、光州事件≠ノ巻き込まれた人々を描いているが、前半はごくありふれた日常を送っている姿を描き、後半はそれが急転してしまう状況を描いている。
 もう弟のジヌが撃たれてからは、涙なくして観られないシーンが続いていく。それはほとんどが愛する者との別れを描くシーンである。兄と弟、父と娘、恋人、家族の別れ。かなりドラマティックに描かれているが、この事件で実際これだけ多くの別れがあったことを表しているのだろう。
 
 正直この話、この事件がここまで凄惨な結末を迎えるとは思っていなかった。ドラマとして捕らえても、実話としても、かなり心揺さぶられる作品である。
 これだけの悲劇のあと、一体どういう顛末となったのか、クレジットだけでも教えてほしかった気がする。果たして彼らの行動は報われるものであったのだろうか?

/5

監督:キム・ジフン
出演:アン・ソンギ、キム・サンギョン、イ・ヨウォン、イ・ジュンギ、ソン・ジェホ、ナ・ムニ
    パク・チョルミン、パク・ウォンサン、ソン・ビョンホ、チョン・インギ、イ・オル
於:シネカノン有楽町1丁目

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タイトル (本文) ブログ名/日時
光州5・18
「光州5・18」 製作:2007年、韓国 121分 PG-12指定 監督:キム・ ...続きを見る
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2008/06/23 21:28
光州5・18/キム・サンギョン
1980年前後を描いた韓国映画やドラマの中では史実のモチーフとして扱われることも多い「光州事件」。1980.5.18、民主化を要求する活動家と賛同した学生、市民たちと韓国軍が衝突し多数の死傷者をだした韓国近代史における悲劇です。2008年韓シネ上映作品「なつかし庭」でも描... ...続きを見る
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2008/06/28 18:37
「光州5・18」
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