CINECHANの映画感想

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<<   作成日時 : 2008/06/17 01:12   >>

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151「ブルー・ブルー・ブルー」(オーストラリア)
 オーストラリア東海岸の港町ニューキャッスル。サーフィンに明け暮れる17歳のジェシーは、プロサーファーを目指しており、大会に優勝して、この町から飛び出したいという夢を持っていた。しかし、大会出場を決める試合で、仲間のアンディに敗れ、人生初めての大きな挫折を経験する。
 そんなジェシーを励ますため、仲間のスコッティや恋人のデブラがサーフトリップに誘うが、毛嫌いしている内向的な弟ファーガスも一緒に行くことになり、ジェシーは心から楽しめない。そこへ喧嘩ばかりしているライバル的な存在の兄ビクターがやって来る、そして取り返しのつかない事故が起こってしまう。

 17歳の少年の苦悩と成長を描く青春ストーリー。家族、友情、恋人に悩みながら、サーフィンの夢を追っている少年ジェシー。しかし、大会出場を決める試合に敗れ、挫折を経験し、更に転換点となる大きな事故に遭遇するが、やがて立ち直り、成長していくという、ありふれていると言えば、ありふれたストーリーである。

 この作品の素晴らしいのは、その映像であろう。海面すれすれの所から撮影されるサーフ・シーンは結構リアルなものではなかったろうか。ビッグ・ウエーブを乗りこなすようなシーンはないが、サーフ・スタントを使いながら時に水中から、時に海面すれすれから撮影されるサーフ・シーンは結構リアルなものなんだと思う。
 また大きな事故が起きるシーンがあるが、これがほとんど波に呑み込まれたかのように映像も水中シーンが続き、これが結構緊迫感を煽っている。
 自分もそうだが、サーフィンをよく知らない者からするとリアルなサーフ・シーンよりもビッグ・ウエーブを乗りこなすようなシーンの方が鮮烈に感じはするだろうが。

 少年の成長を描いた作品だが、今ひとつ主人公ジェシーの心情がわかり辛かった。何かいつも怒っているようだが、その怒りがどこからくるのか、あるいは何に対しての怒りなのかがよくわからなかった。何かに怒っているというのは、少年期特有のものなのかもしれないが、もう少し表してくれても良かったかな。
 ジェシーの兄ビクターに対する思いもあまり描かれていないから、終盤のジェシーの気持ちもちょっと首を捻るような感じがする。

 最後は結局立ち直って、大会に出場するジェシーだが、さあこれから、というところで、このエンディングはちょっとないんじゃない? 大会の結果が問題となるわけではない、ということなんだろうが、これではスッキリしない終わり方だな。

/5

監督:ダン・キャッスル
出演:ラクラン・ブキャナン、ハビエル・サミュエル、レシャード・ストリック、カーク・ジェンキンス、イスラエル・カナン
   ベン・ミリケン、デブラ・アデス、レベッカ・ブリーズ、ジジ・エドグレイ、シェーン・ジェイコブソン、バリー・オットー
於:シネセゾン渋谷

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