CINECHANの映画感想

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<<   作成日時 : 2008/05/09 23:10   >>

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117「軍鶏 Shamo」(香港・日本)
 裕福な家庭に育ち、名門私立高校に通う16歳の少年、成嶋亮。彼はある日、ナイフで両親を惨殺する事件を起こし、少年院へと送られる。院内でも親殺し犯として軽蔑され、集団リンチにあう亮。そんな時、首相暗殺で終身刑となった伝説の空手家、黒川と亮は出会う。亮は黒川に師事し、自らを守るため空手の過酷な鍛錬を積んでいく。
 2年の刑期を終え、出所した亮は総合格闘技大会リーサル・ファイト≠ナ活躍する最強の男、菅原直人の存在を知る。ショー・アップされた闘いの中で、金も名誉も手に入れた菅原に対し、激しい闘志を燃やす亮。
 ある時、ヤクザ組織の幹部で、新番流会会長の山崎に出会う。黒川の弟子であった山崎は、亮の才能を見抜き、自らの道場に亮を招こうとするが。

 日本のコミックを原作とした作品。監督、キャストとも香港のメンバーでほぼ固められている。同じように日本のコミック、香港製作の作品に「頭文字(イニシャル)D THE MOVIE」があったな。
 ここで困るのが、字幕版で観るか、吹替えで観るかということである。オリジナルは香港なので、字幕版ということになるが、日本が舞台で、役柄が日本人なので、日本語吹替えで観た方がいいかもしれないとも思ったが、時間と場所の関係で、オリジナル字幕版を観ることとなった。
 ほとんどが香港キャストであるので問題なかったが、石橋凌は吹替えであった。あと中島宏海も出ていたが、こちらは吹替えがどうかわからなかったな。もう一人魔裟斗であるが、彼も吹替えかどうかわからなかった。「忍者」という香港合作にも主演していたが、こちらと同じくほとんどアクション・シーンで台詞が少なかったからな。

 親殺しの罪を背負った少年が、空手と出会い、貧弱な少年から凶暴な男へと変貌していく。

 それにしても、主人公の成嶋亮に感情移入しにくいストーリーである。こういう業を背負ってしまった男が格闘技でのし上がっていこうとするストーリーは、カタルシスのようなものを感じても良さそうだが、最後の最後まで、そのような感情は起こらなかったな。
 とことん凶暴、ただ闘い、勝ちたいという気持ちだけである。
 そして、その闘いに関しても、かなりリアルに描かれてはいる。演出だと思うが、闘いのシーンには感情があまり差し挟まれない。あとから知ったが、監督のソイ・チェンは「ドッグ・バイト・ドッグ」の監督だったんだな。何となく納得。

 ストーリー展開としては、今ひとつ。最後に大きな真実が明かされるが、それによって大きく変化するものはなかったな。
 リアル・ファイト・シーンはそれなりに堪能はできるかもしれない。
 もしかすると、どちらかと言えば悪に近い男を主人公とした作品なのかもしれない。

/5

監督:ソイ・チェン
出演:ショーン・ユー、魔裟斗、ディラン・クォ、ブルース・リャン、石橋凌
    フランシス・ン、アニー・リウ、テリー・クァン、ペイ・ペイ
於:渋谷シアター・イメージフォーラム

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
おおお、ご覧になりましたか。
私は初日に鑑賞したのですが、多くの人が舞台挨拶つきの5日にご覧になったみたいで。
TBしにいこうと思っても、同志が見つかりませんでしたよ(笑)
余りネットサーフィンとかしないもので・・・。
私も字幕版で鑑賞しましたが、石橋凌さんの声が実際よりも野太くなっていたのでニンマリしてしまいました。
私も、ソイ・チェン監督というのは何となく納得。
バイオレンス描写は前作の方が直視できない印象だった感じもしたりしました。
となひょう
URL
2008/05/10 21:22
となひょうさん、いらっしゃいませ。
そう言えば、舞台挨拶は初日じゃなくて、3日目の5日だったらしいですね。
字幕版ではやっぱり石橋凌は吹替えだとわかってたんですが、
やっぱり違和感あったかなぁ。
ソイ・チェン監督の作品って、納得できますよね。
今回は一応スポーツという範疇でのバイオレンスだから、
描写も抑えてたんですかね。
CINECHAN
2008/05/11 14:45

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