CINECHANの映画感想

アクセスカウンタ

help リーダーに追加 RSS ライラックの香りに導かれ

<<   作成日時 : 2008/04/29 23:20   >>

トラックバック 3 / コメント 0

106「ラフマニノフ ある愛の調べ」(ロシア)
 1918年、ロシア革命に反対の立場をとるピアニスト・ラフマニノフはアメリカに亡命する。その後全米各地を演奏ツアーで回り、人々は目の前で繰り広げられる奇跡の音楽に、賛辞を送り続ける。ツアーの大成功とは裏腹に、ラフマニノフは日々憔悴していく。祖国への望郷の念も募り、日々の多忙から新しい曲が書けなくなっていた。
 そんなある日、ラフマニノフの元に、送り主不明のライラックの花束が届く。その花の香りは、彼の故郷の思い出と深く結びついていた。そして切なくも情熱な愛の日々が甦る。
 募る想いを込めて交響曲を捧げた年上の女性アンナ。革命に燃える瞳に心奪われたマリアンナ。そしてどんな時も傍で支え続けてくれたのは、妻のナターシャであった。

 恥ずかしながら、「ラフマニノフ」なる人物は知らなかった。「のだめカンタービレ」も観ていなかったし、「シャイン」でも曲が使われていたらしいが、名前にまでは聞き及びなかったな。
 実際劇中で彼の曲が使われていたようだが、正直聞いたことあるのか、ないのか。
 いつの時代の人かもわからなかったが、ロシア革命を前後とした、20世紀の音楽家だったんだな。

 物語はロシア革命によって亡命したアメリカでのツアー中の成功と、彼自身の苦悩を描きながら、ライラックの花の香りに導かれるように、故郷における思い出を綴っている。

 10年も曲が書けない、と苦悩するアメリカ滞在中のラフマニノフ。そこへライラックの花束が届けられ、かつての故郷での日々を思い返し、新たな曲が出来上がる、というようなストーリーのようだが、実際出来上がった曲というのがあったのかな? どれが10年ぶりに書き上げた曲なのかわからなかった。
 最後に叶った願いというのもわからなかった。

 恋をするごとに曲を書き上げるラフマニノフのようだが、予告でも言っていた「こうして生まれたあの名曲=vとはどれだったのだろう? それぞれのことを言っているのだろうか。

 個人的には、苦悩、憔悴しながらも、最後に書き上げた曲を、これだ! と聞かせて欲しかったかな。もちろん常に支え続けてくれた妻ナターシャへ贈る曲ということになるだろうが。

 セルゲイ・ラフマニノフという天才ピアニスト、作曲家という人物を知っただけでも良かったか。実際のラフマニノフの写真を見たが、演じたエフゲニー・ツィガノフの容貌はそっくりじゃないかな。ラフマニノフを知る人が観たら、驚いたかも。
 あと、1920年ごろのアメリカの風景を映した映像がところどころ挿し込まれ、そちらの方も少々興味深かった。

/5

監督:パーヴェル・ルンギン
出演:エフゲニー・ツィガノフ、ビクトリア・トルガノヴァ、ヴィクトリヤ・イサコヴァ
    ミリアム・セホン、アレクセイ・ペトレンコ
於:銀座テアトルシネマ

設定テーマ

関連テーマ 一覧

月別リンク

トラックバック(3件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
ラフマニノフ ある愛の調べ/エフゲニー・ツィガノフ
彼の名前も楽曲もいたるところで耳にはするけどよく考えてみたらその人物像は全く知らなかったのでとても興味を持っての鑑賞だったんだけど・・・ ...続きを見る
カノンな日々
2008/04/30 10:00
「ラフマニノノフ ある愛の調べ (LILACS )」
ロシアの天才ピアニストにして名曲を生み出したラフマニノフを描いた映画「ラフマニノノフ ある愛の調べ」( 原題:LILAC ...続きを見る
Wilderlandwandar
2008/05/06 22:43
ラフマニノフ ある愛の調べ
不思議なのだが、日本人はなぜかラフマニノフ好き。モーツァルトが好きなのに、ラフマニノフっていうのも良く分からない。いいじゃない音楽なんだからって言われるかもしれないが、それは要するに何だっていいじゃないって事なんだと思うが、一方でこの国の芸術教育にもよるところである。それでもって、美術は印象派が好きだっていって、ルノワールだとミーハーっぽいから、ちょっと理知的にセザンヌとか、美的にドガとか、少数派でシスレーが良いなんて言ってみせたりしている。兎に角ハチャメチャな芸術観には、それで良く正常... ...続きを見る
利用価値のない日々の雑学
2008/05/25 22:49

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文