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zoom RSS 186「ボルベール(帰郷)」(スペイン)

<<   作成日時 : 2007/07/30 00:25   >>

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再び会うことのおそれ
 失業中の夫パコと15歳の娘パウラを持つライムンダ。気性は激しいが、たくましい女性。故郷に住む最愛の伯母が亡くなり、美容師である姉ソーレの家を訪ねたライムンダは、そこに死んだ母の懐かしい匂いを感じる。伯母の家にあった母の衣類がそこにあったからだった。
 一方、故郷の村ではある噂が流れていた。死んだはずの母の霊が戻ってきて、伯母の面倒を見ていた、と。更に突然の事件が彼女に降りかかる。
 やるせない想いで、自分が働いていたレストランを開くライムンダ。何故かレストランは繁盛し、そこで彼女はかつて母から教えられた歌ボルベール≠歌う。母の面影を追いながら。

 アルモドバル監督の作品は、過去を振り返ってみても 「ハイヒール」 ぐらいしか観た記憶がない。名作の誉れ高い 「オール・アバウト・マイ・マザー」 や 「トーク・トゥ・ハー」 さえも未見。もともと個人的には、この作品もそれ程食指を動かされていたわけではなかったが、有楽座で 「女帝 エンペラー」 を鑑賞した際貰ったスクラッチで鑑賞券が当たったので、重い腰を上げて鑑賞。

 それにしても女性しか出てこない作品だったな。唯一と言っていい男性、ライムンダの夫パコも早々に退場してしまうし。
 その退場の事件と、母の霊が現れたという噂。この二つの事柄が、何となくサスペンス風味で絡められ、ライムンダが母親としての強さ、娘としての弱さを体現している。
 結構ユーモラスなシーンも多く、笑えるシーンも多々ある。

 正直深く感動するというほどではなかったが、ユーモアとサスペンスをまぶしながら展開するストーリーは、飽きるということはなかった。

 付け尻≠して熱演したというペネロペ・クルス。どうしてもお尻に目がいってしまったが、付け尻はわからなかったな。

 それよりも、衝撃の真実には、どうしても納得いかぬ嫌悪感が表れる。正直それでよく子供を産んだなという印象。

/5

監督:ペドロ・アルモドバル
出演:ペネロペ・クルス、カルメン・マウラ、ロラ・ドゥエニャス
    ブランカ・ポルティージョ、ヨアンナ・コバ、チュス・ランプレアヴェ
於:有楽座

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちわ。TB&コメントありがとうございます。

そんなにノリノリでもないみたいですね。でも、よく考えてみると、この作品はとにかく女性目線という感じもしますです。アルモドバルですもの、男性目線になるということはないのかもしれないですねー
私がこの作品を見てシミジミと思ったのは、全ての女性は《娘》でもあるということ。私自身は、ライムンダに比べれば全然甘チャンな人生ですけど。そんな私でも、ポッと母親の顔を思い浮かべたりもしました。いつか自分が《母》になった時に改めて見直すと、また違った想いが込み上がってくるのかもしれないなんて。
ライムンダの過去についてはかなり強烈でしたよね。普通に考えたら、重々しいムードになるはずなのに。この作品は、どこかユーモラスで重苦しさを実感できなかったりもして。そこがまた、魅力の一つなのかなぁと思いましたです。
となひょう
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2007/07/31 19:24
となひょうさん、いらっしゃいませ。
まあ、アルモドバル監督ほとんど初体験ということで、許してください。
確かに未見ではありますが、過去の作品聞いても女性が主人公の作品多いですよね。
>全ての女性は《娘》でもあるということ。
そうですね。これはいつまで経っても変わらない事実です。
たとえ母になろうとも。
衝撃の真実はサラリと語られてだけに、余計に考えさせられましたわ、ハハ。
CINECHAN
2007/08/01 00:59
こんばんわ。TB&コメントありがとうございました。
ブログ世界に舞い戻った睦月です。いろいろご心配をおかけしていたとしたら・・・ホントにすんませんでした(苦)。またボチボチ更新していこうと思っているので今後ともよろしくお願いいたします。

この作品、私の周囲の男性諸君にもそれほど評判はよくなかったんです。たしかに強いパンチを感じる作品ではなかったし、男性よりも女性の方が移入しやすい内容でしたよね。アルモドバル監督作品は、女性視点で描かれる作品が非常に多いけれど・・・それは彼自身がゲイであることも深く関係しているのかも。男性である彼が。ここまで女性の心情に深く切り込むことが出来ること自体、すごいことだなあといつも感心しています。
睦月
2007/08/02 03:02
睦月さん、いらっしゃいませ。そしてお帰り。
休止中コメントは残しませんでしたが、一応ちょくちょく覗いてましたよ。たくさん激励コメントが入っていたので、あまり多すぎても、また負担になるかと思い、コメント入れませんでしたが。

本作は、やっぱり女性の方が共感度高いんでしょうね。
アルモドバル監督はゲイなんですか? それも作品に影響しているかもしれませんね。
まあ恥ずかしながら、ここまで女性の感情に切れ込むことは、私には出来ません(恥)。
CINECHAN
2007/08/03 00:52

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