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zoom RSS 148「女帝 エンペラー」(中国・香港)

<<   作成日時 : 2007/06/12 01:52   >>

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復讐の華が散る時
 時は中国五代十国時代。皇帝の弟リーが兄を殺害し、新帝に即位する。更にリーは皇太子であるウールアンをも抹殺しようとする。皇帝を殺された王妃ワンは、密かに想いを寄せていた義理の息子である皇太子を守るため、新帝リーとの結婚に同意する。
 憎き男に抱かれながら、復讐を心に誓う王妃。彼女への欲望に溺れながら、皇太子暗殺を企てる新帝。権力を遠ざけ、芸術に生きようとしながら父の仇を討つと決意する皇太子。その皇太子への一途な愛を見せる大臣の娘チンニー。
 彼らの思惑、欲望がやがて一つの結末を導く。

 「ユウラクザデ、ミテクダサイ」
 予告でチャン・ツィーがいつも言っていたからというわけではないが、有楽座で鑑賞した。入場時にスクラッチを1枚貰ったが、見事アタリ。次回作の「ボルベール 帰郷」の鑑賞券をGETした。

 シェークスピアの「ハムレット」を下敷きとして、舞台を中国宮邸に移した、愛と欲望と復讐の物語。「ハムレット」は映画化されたものを観ただけで、「オセロ」や他の作品とゴッチャになって、ストーリーを今ひとつはっきりと覚えていない。そのお陰でストーリーに関しては先がわからず、興味深く鑑賞できた。同じような展開なのかもわからぬが。
 王妃ワンはただ悲劇に身を任せているだけの女性ではなく、謀のためには恐ろしい一面も見せる。正とも邪ともつかぬ様相を呈し、もしや皇帝を殺害したのは実は・・? なんて疑念も抱かせる感じ。王妃ワンを演じるのはアジアの宝石≠ニ言われるチャン・ツィー。ただ本作の彼女は個人的にそれ程美しいという感じはしなかった。当時の化粧のせいか?

 宮廷内は豪華絢爛そのもの。浴槽に浮かべられた花びらの赤や、王妃が好む反物の茜色。そのどぎつさが彼らの欲望をも表している感じがする。
 一度王やら皇帝というものになってみたいと思ってしまった。あれだけの家臣を侍らすのはどんな感じなんだろう?

 ところどころに挿入させる戦闘や剣舞のシーンは、スピード感というよりも華麗さに重きを置いている感じである。

 ストーリーも映像も興味惹かれるものだった。結末もなるほど、悪くはなかったと思う。
 しかし、ラストシーンだけはどうも納得いかぬ。最近こういうアンフェア≠ネ終わり方が多いような気がする。エンドロールで、ドンドン前のシーンを頭の中で遡らせていかねばならなかった。それでも結論は得られず。

/5

監督:フォン・シャオガン
出演:チャン・ツィー、グォ・ヨウ、ダニエル・ウー、ジョウ・シュン
於:有楽座

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちわ!訪問ありがとうございました。
何か巷の評判はイマイチみたいなんですけど、私はなかなか好きでした。

>戦闘や剣舞のシーンは、スピード感というよりも華麗さに重きを置いている感じである。

あっ、そうかもしれないです。この作品のような雰囲気って、ハリウッド映画では絶対に描けない奥深さみたいなものがある気がするなぁなんて。
あの化粧も、当時は美の極致だったのかもしれませんけど。現代人にとってはピエロみたいなもんでしたよね。眉毛が丸いんだもんなぁ(笑)。
ラストの解釈は、見る者に委ねるという感じなんでしょうかね。・・・霊的な力とか、そんな感じだったのでせうか。『ハムレット』をキチンと読むと理解できるんでしょうかね。
隣の評論家
URL
2007/06/17 20:53
となひょうさん、いらっしゃいませ。
ラストについてはわかりませんでした・・・
「ハムレット」を知っている人はわかるとか聞きましたけど・・
チャン・ツィーは嫌いじゃないけど、この化粧はちょっと引くなぁ。
仰るとおり当時の美を表してはいたんでしょうが。

ワイヤー・アクションは食傷気味という人が多いけど、本作はなかなか優美に扱っていて、楽しむことはできました。
CINECHAN
2007/06/18 00:54

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