CINECHANの映画感想

アクセスカウンタ

help リーダーに追加 RSS 悪は正義からも生まれる

<<   作成日時 : 2007/05/11 02:07   >>

トラックバック 19 / コメント 4

117「ハンニバル・ライジング」(イギリス・チェコ・フランス・イタリア)
 1952年リトアニア。戦争で家族を亡くし、記憶の一部と言葉を失ってしまったハンニバル・レクターは孤児院に収容されていた。ある晩そこから脱走したハンニバルは血の繋がりを頼りに遠路叔父の住むパリまで逃亡する。しかし、叔父は既に亡くなっており、叔父の妻である日本人女性レディ・ムラサキと出会う。
 彼女と過ごすことにより平静な感覚を取り戻しつつあったハンニバルだったが、悪夢にうなされる夜は続く。
 やがて医師となったハンニバルは悪夢の原因を突き止める。今は戦争犯罪人として手配されているグルータスらの手によって、幼い妹ミーシャの身に起こったことが原因だった。そして葬り去られた記憶が甦ると共に、彼の内なる狂気も目覚めていく・・・

 「羊たちの沈黙」から始まったハンニバル・レクター・シリーズの最新作。
 何故ハンニバルは異常な殺人を繰り返すようになったのか? その謎が明かされるという作品か?

 幼い妹ミーシャへの非道な行いのため、心を閉ざしていたハンニバルが、やがてその復讐のためグルータスら戦争犯罪人に対し制裁を行うというもの。何となく大まかなストーリーとしては悪に対する善による復讐譚という感じがする。不思議なものでハンニバルを正義の側として見てしまう。
 犯罪人を次々と始末していくハンニバルだが、その方法がやや常軌を逸している。ただ観ていて、彼の狂気の理由が定かではない。
 最後にその狂気の理由が明かされるのだが、まあ何となく予想はつくので、それ程驚くこともないかな。

 日本人であるレディ・ムラサキ。日本人ではあるが、中国人女優コン・リーが演じている。日本人女優には声もかからなかったか? せっかく日本人の役柄なのだから、日本人女優が演じて欲しいものだが。
 それにしても、あの鎧兜と日本刀は何だったのだ? 首をさらすというのはかつての武士たちの所業から導かれたのか? 

 全体的にはちょっとインパクトの弱い作品のような気がする。どことなくダーク・ヒーローもののようなイメージ。本当のハンニバル・レクターはこれからだろう。

/5

監督:ピーター・ウェーバー
出演:ギャスパー・ウリエル、コン・リー、リス・エヴァンス、スティーブン・ウォルターズ
    リチャード・ブレイク、ドミニク・ウエスト、チャールズ・マックイグノン、ケヴィン・マクキッド
於:日劇PLEX

設定テーマ

関連テーマ 一覧

月別リンク

トラックバック(19件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
「ハンニバル・ライジング」映画 感想
「羊たちの沈黙」以来、レクター博士@アンソニー・ホプキンスのファンで、後の2作は ...続きを見る
Wilderlandwandar
2007/05/11 20:03
ハンニバル ライジング
レクター博士誕生ストーリー。 というより復讐劇。 ...続きを見る
Akira's VOICE
2007/05/12 12:38
映画「ハンニバル・ライジング」
映画「ハンニバル・ライジング」に関するトラックバックを募集しています。 ...続きを見る
映画専用トラックバックセンター
2007/05/12 13:33
映画「ハンニバル・ライジング」
2007年30本目の劇場鑑賞です。公開翌日観ました。「真珠の耳飾りの少女」のピーター・ウェーバー監督作品。トマス・ハリス原作の“ハンニバル・レクター”シリーズの「羊たちの沈黙」「ハンニバル」「レッド・ドラゴン」に続く映画化第4弾。新たに書き下ろされた同名原作... ...続きを見る
しょうちゃんの映画ブログ
2007/05/12 13:35
ハンニバル・ライジング
「復讐は毒と同じ。人を醜くするのよ!」メイおばさんの話を聞いていてもきっとだめでしょうねぇ。おばさんがレディー・ムラサキだったばっかりに…って、違うかっ ...続きを見る
八ちゃんの日常空間
2007/05/12 17:22
ハンニバル・ライジング/ギャスパー・ウリエル
あの「羊たちの沈黙」で名優アンソニー・ホプキンスが演じたハンニバル・レクターの物語のエピソード1です。観る前に全作復習しておこっかなぁと思っていたんだけど時間がなくて結局観ることが出来ませんでした。でも3作品ともだいたいは覚えているしエピソード1なんだから.... ...続きを見る
カノンな日々
2007/05/12 18:18
真・映画日記『ハンニバル・ライジング』
5月1日(火)◆428日目◆ ...続きを見る
          
2007/05/13 17:46
ハンニバル・ライジング
【映画的カリスマ指数】★★★☆☆ 悲しき過去が生んだ・・・美しき人食い  ...続きを見る
カリスマ映画論
2007/05/13 21:35
【 ハンニバル・ライジング 】
トマス・ハリス原作の「ハンニバル・レクター」シリーズの映画化第4弾は、レクター博士の幼少、青年期を描いた作品。 復讐劇なので、まぁただ観てるだけ。 主演の青年ハンニバルを演じたギャスパー・ウリエルのニヤリ顔は狂気が滲み出て良かったと思いますが、本作をシ... ...続きを見る
もじゃ映画メモメモ
2007/05/14 00:38
ハンニバル・ライジング
リトアニアの小さいながらも瀟洒な城と豪勢な大坂城が結びついちゃってら。もう何年も間に訪れたリトアニアの城は湖上にあって慎ましやかに落ち着いた城だった。悪趣味といえば悪趣味、世界的な観客を見込むには、こういうかなり出鱈目でもインターカルチュラルなテイストが.... ...続きを見る
佐藤秀の徒然\{?。?}/ワカリマシェン
2007/05/14 10:39
ハンニバル・ライジング (Hannibal Rising)
監督 ピーター・ウェーバー 主演 ギャスパー・ウリエル 2007年 アメリカ/イギリス/フランス映画 121分 サスペンス 採点★ 観た映画の感想をサクっと書くことを目的にしていたサブタレも、いつの間にやら文章がどんどんと長くなってしまい、書くことが全く浮かばないような.. ...続きを見る
Subterranean サブタレイニア...
2007/05/14 20:35
ハンニバル・ライジング(映画館)
彼に魔物が棲み付いたのか?彼の魔性が目覚めたのか? ...続きを見る
ひるめし。
2007/05/15 11:39
『ハンニバル・ライジング』
□作品オフィシャルサイト  『ハンニバル・ライジング』□監督 ピーター・ウェーバー□脚本・原作 トマス・ハリス □キャスト ギャスパー・ウリエル、コン・リー、リス・エヴァンズ、ケヴィン・マクキッド■鑑賞日 5月12日(土)■劇場 チネチッタ■cyazの満足度 ★★★☆ (5★満点、☆は0.5) <感想> なるほど、あのハンニバルにはこんな生い立ちが・・・。 しかも香港臭『ラストサムライ』風味な日本の武士道が関わっていたとは。 確かにあの猿轡は鎧兜にリンクするかも。 あの冷血無比なハンニバル・レク... ...続きを見る
京の昼寝〜♪
2007/05/16 12:56
ハンニバル・ライジング−(映画:2007年59本目)−
監督:ピーター・ウェーバー 出演:ギャスパー・ウリエル、コン・リー、アーロン・トーマス、ヘレナ・リア・タコヴシュカ、リス・エヴァンス ...続きを見る
デコ親父はいつも減量中
2007/05/21 23:24
「ハンニバル・ライジング」美しい顔に飛び散る鮮血!
「ハンニバル・ライジング」★★★☆ ...続きを見る
soramove
2007/06/02 21:09
★「ハンニバル・ライジング」
観よう観ようと思って、タイミング的に後回しになってたサスペンスもの。 「ハンニバル・レクター」シリーズは、あまり詳しく知らないけど・・・ 誕生秘話なら、別物としても見れるし・・・。 今週末までの公開らしいので、ギリギリ間に合いました。 ...続きを見る
ひらりん的映画ブログ
2007/06/07 00:35
ハンニバル・ライジング
 『1991年「羊たちの沈黙」 2001年「ハンニバル」 2002年「レッド・ドラゴン」― そして2007年、ついにレクター「誕生<ライジング>」の謎が明らかになる。』  コチラの「ハンニバル・ライジング」は、トマス・ハリス原作の"ハンニバル・レクター"シリーズの最新作.... ...続きを見る
☆彡映画鑑賞日記☆彡
2007/08/16 23:56
ハンニバル・ライジング
2007年:アメリカ・イギリス・フランス 原作:トマス・ハリス 監督:ピーター・ウェーバー 出演:ギャスパー・ウリエル、リス・エヴァンス、コン・リー、ドミニク・ウェスト、ケヴィン・マクキッド、リチャード・ブレーク ...続きを見る
mama
2007/12/20 14:42
ハンニバル・ライジング
いい評判は聞かないのですが、 あのレクター氏の生い立ちは見届けたいですよね。(笑) DVDで鑑賞。 ...続きを見る
映画、言いたい放題!
2008/01/17 16:03

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんわ。

別に退屈ではなかったし、なかなか品の良さを保ったシリアルキラーものという印象ではありますが・・・レクター博士とつなげようとするとちょっと難しいですよねえ。

日本の意味も分からんし、彼が狂気に走る意味もいまいち希薄。

意欲作だとは思うけれど、普通のサイコスリラーの域は脱せなかったなあ。
睦月
2007/05/13 00:21
睦月さん、コメントありがとうございました。
仰るとおり、ハンニバルと切り離せば、それなりに面白い作品ではありましたねぇ。
でもハンニバル・レクターですからね。
日本との関わりをもう少し描いてくれれば良かったのに。
ちょっと日本刀や冑の意味が分かりませんでした。
CINECHAN
2007/05/13 13:21
こんにちは。いつもTB&コメントありがとうございます。
原作者のトマス・ハリスが脚本って聞いたんで期待していたんですがね。
ちょっと残念だったなぁ。やっぱりシリーズと比べちゃいますからねぇ。
もじゃ
URL
2007/05/14 00:53
もじゃさん、いらっしゃいませ。
トマス・ハリス、脚本担当してたんですね。
それにしても、他のシリーズと違うのは、やっぱりアンソニー・ホプキンスが出てなかったから? それだけとは言い難いかな。
CINECHAN
2007/05/15 00:22

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文