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zoom RSS 54「グアンタナモ、僕達が見た真実」(イギリス)

<<   作成日時 : 2007/03/04 00:15   >>

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世界はそんなにいい所じゃない
 アシフ・アクバルはイギリス、バーミンガム近くの町ティプトンに住むパキスタン系イギリス人。2001年9月、アシフは結婚式を挙げるためパキスタンへと向かう。そして結婚式に招待された、同じくイギリスに住む友人ローヘル、シャフィク、ムニールもパキスタンへ向かう。
 その頃隣国のアフガニスタンはアメリカによる攻撃のため混乱していた。アシフたちは実情を知ることと何かできることがあるのではないかという考えで、アフガニスタンに入国する。
 しかし時を同じくしてアメリカの空爆が始まり、アシフたちはタリバンの兵士たちと共に捕らえられてしまう。そして彼らの収容所での過酷な長い日々が始まった・・・

 実際にテロリストの疑いで捕まり、2年以上もの歳月を収容所で送った若者たちの話。本人たちの話を交えながら、映像でストーリーを進めていく。
 そのストーリーは冒頭から緊迫感を高めている。基本的に映像で見せるストーリーは起こったことを進めていくだけ。そこでの心情などは本人の口から表される。

 結末はわかっているのだが、彼らが捕まってからの後半は、彼らに対する尋問、宗教の剥奪など非人道的なシーンが続き、憤りさえも感じる。

 先日鑑賞した「輝く夜明けに向かって」でも、テロリストに疑われた男が拷問とも言える尋問に遭う。彼は尊厳と正義を取り戻すために、実際にテロ活動に参加するのだが、この作品では平和に暮らしていたイギリスという国を遠く離れた地で、思いもかけぬ状況に追い込まれる若者たちが、強く成長していく様を映し出している。

 様々な拷問シーンなどは1シーンぐらいで終わっているが、実際これが2年以上続いたというのは、想像もできないことだろうな。

 作品としては、いわゆる再現ドラマ風のものだが、その内容には強い衝撃を受ける。

 ただ、やっぱり充分な知識も準備もないままに危険な地域に足を踏み入れるというのは止めておいた方がいいなと感じた。ふと「自己責任」という言葉が思い出された。

/5

監督:マイケル・ウィンターボトム、マット・ホワイトクロス
出演:アシフ・イクバル、ローヘル・アフマド、シャフィク・レスル
於:日比谷シャンテ・シネ

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タイトル (本文) ブログ名/日時
「グアンタナモ、僕達が見た真実」見てきました。
 今日は仕事で築地でした。お昼は築地の市場で海鮮丼。でも、あんまり安くないような気が・・・。横浜の秋葉屋市場食堂に行った時は、安くてボリューム満点だったので、それを想像するとちょっと拍子抜け。で、仕事が終わってから日比谷に繰り出し、グアンタナモ、僕達が見た真実を見てきました。 ...続きを見る
よしなしごと
2007/03/04 06:05
グアンタナモ、僕達が見た真実/アルファーン・ウスマーン
当初は特に観たいと思っていた作品じゃなかったんですよね。というよりどんな内容なのかも知らなかったんです。「人生は、奇跡の詩」を観にシャンテ・シネに行ったときに予告編を観てその内容を知りとても興味が沸いたのでした。この作品もあの「9.11同時多発テロ事件」に関.... ...続きを見る
カノンな日々
2007/03/05 11:01
#28.グアンタナモ、僕達が見た真実
2006年、ベルリン映画祭銀熊賞(監督賞)受賞作品。マイケル・ウィンターボトム監督、ドキュメンタリー。イギリス、バーミンガムに住むアシフ(アルファーン・ウスマーン)は結婚式をするために、友人のローヘル(ファルハド・ハールーン)、シャフィク(リズワーン・アフマ.... ...続きを見る
レザボアCATs
2007/03/05 18:43
「グアンタナモ、僕等が見た真実」映画感想
映画の日、映画三昧記録その1「グアンタナモ、僕等が見た真実」原題名「the Ro ...続きを見る
Wilderlandwandar
2007/03/06 02:09
グアンタナモ、僕達が見た真実
「グアンタナモ、僕達が見た真実」THE ROAD TO GUANTANAMO/製 ...続きを見る
映画通の部屋
2007/03/10 18:01
グアンタナモ、僕達が見た真実
パキスタン系イギリス人のアシフ(アルファーン・ウスマーン)は、結婚式を挙げるため ...続きを見る
大発狂!マッドシネマ-映画天国-
2007/04/03 17:57
映画「グアンタナモ、僕達が見た真実」
 イギリスに住むパキスタン系イギリス人の若者が縁談のため、パキスタンに帰省する。 そして結婚をきめ、イギリスから友人3人を呼ぶ。 ...続きを見る
don't worry!な毎日
2007/04/09 16:14

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
こうしたやり方で、世界に発信していくのは、表現方法として、とても大切なものですよね。
ただ単にアメリカ軍の非道なやり方のみを告発するでなく、若者の強さなども最後には感じさせるところが良かったです。
とらねこ
URL
2007/03/05 18:41
とらねこさん、コメントありがとうございます。
アメリカ側の視点ばかり目立つ中で、こういう作品は稀有です。
アメリカの傲慢さに、苛立ちと腹立たしさを感じました。
ドラマティックにしているわけではないでしょうが、若者たちの成長する様も良かったです。
CINECHAN
2007/03/06 22:33
こんにちわ。
おおおお!ぴちょん君4つ、なかなかの高評価ですねん♪
この作品は、鑑賞中とても辛かったのですが。それでも、見て良かったと思える作品でした。万人受けするテイストではないとわかってはいても、上映が縮小された時は淋しく思いましたよ。こういう作品こそ、一人でも多くの人に見てもらいたいんですけどね。
隣の評論家
URL
2007/03/10 18:06
隣の評論家さん、コメントありがとうございます。
確かに観ている時は辛かったですね。だんだんと憤りも感じましたが。
ちょっと敬遠しそうな内容の作品ですが、結構作りとしてはうまく引き込むような作りになっていたと思います。
「輝く夜明けに〜」もこちらも、社会派作品はあまり観られないんですかね? もうちょっと長く上映してもらいたいですが。
CINECHAN
2007/03/11 01:46

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